古代より地中海流域全体で知られていたクワの木。原産地はペルシャではないかと考えられており、トウグワ(ホワイトマルベリー)より先にヨーロッパに伝来しました。日本では、桑の木は自生しており、蚕を育てるために広く栽培されいます。ブラックマルベリーは西アジアと北アメリカ原産です。ギリシャ人はワインの色を変えるために使っていました。古代ギリシャの医者として知られるディオスコリデスは、マルベリーは胃の気を抜くことができると信じていて、ジュースには収斂効果、下痢、じわじわとした痛みや扁桃炎にも有効であることを信じていました。また、マルベリーは喉の痛みを鎮めるためにも使われていました。今日では、毛細血管の壁を強化することで、心血管疾患の予防に使われています。中国と日本の薬局方では、マルベリー抽出液は肌の輝き効果として使われています。さらに、抗炎症効果と保湿性を持っています。
INCI名
Glycerin (and) Butylene Glycol (and) Water (and) Morus Nigra Leaf Extract
